家の中では、どんどん歩くようになってきた我が子。
少し前まで2〜3歩だったのが、7〜8歩歩けるようになり、そこからはあっという間でした。
気づけば、家の中をせっせと一人で歩いて移動しています。
そんな頃、1歳のお祝いにと、ファーストシューズをいただきました。
「これで外でも歩けるね」
そう思って、まずは家の中で靴を履かせてみました。
ところが――。
歩かない。
歩いても、一歩。
さっきまであんなに歩いていたのに、靴を履かせた途端、歩かなくなってしまいました。
「え? なんで?」
「靴が重いのかな?」
歩き始めたら、次は靴を履いて歩く。
そんなふうに簡単に考えていましたが、赤ちゃんにとっては、それもまた新しいことだったのだと思います。
家の中ではどんどん歩くようになっていた
1歳を迎えた頃、我が子の一人歩きは急に上達しました。
「7〜8歩歩けるようになったな」
と思っていたら、そこから数日の間にもどんどん歩けるようになりました。
第2週頃には、家の中での移動がハイハイとあんよで半分ずつくらい。
歩いて移動する方が多いかな?と思う日も出てきました。
ただ、急いでいるときはハイハイ。
まだ本人にとっては、ハイハイの方が速かったのでしょう。
そこがまたかわいくて笑ってしまう。
歩いて、尻もちをついて。
また立って、歩いて。
そんなことを繰り返しながら、少しずつ「あんよ」が日常になっていきました。
ファーストシューズを履かせたら歩かない
そんな頃、1歳のお祝いにファーストシューズをいただきました。
家の中ではかなり歩けるようになっていたので、
「そろそろ靴を履いて歩けるかな」
と思い、家の中で履かせてみました。
ところが、靴を履かせると歩きません。
靴を履いていなければ歩くのに。
履かせた途端、歩かない。
私としては、「え? なんで?」です。
歩けるんだから、靴を履いても歩けるものだと思っていました。
でも、赤ちゃんにとってはそうではなかったようです。
靴が重いのかな?
まず私が考えたのは、
「靴が重いのかな?」
ということでした。
それまで裸足や靴下で歩いていた足に、突然靴を履く。
大人にとっては当たり前のことですが、赤ちゃんにとっては今までとはまったく違う感覚だったのかもしれません。
重いのかな。
歩きにくいのかな。
足に何か付いているのが嫌なのかな。
理由は分かりませんでした。
ただ、家の中では楽しそうに歩いているのに、靴を履かせると歩かなくなる。
あー、当たり前だと思っていたことが当たり前ではないんだ。
そんなことに気づかされた瞬間でもありました。
靴下型の靴を試してみようと思った
そこで気になったのが、靴下と靴が一緒になったようなタイプのものでした。
普通の靴よりも、もう少し裸足に近い感覚で履けるのかな。
それなら歩いてくれるかもしれない。
そう考え、
「まずは靴下型の靴を買ってみよう」
と思いました。
今まで何も履かずに歩いていた赤ちゃんにとって、靴を履くこと自体が初めての経験です。
歩けるようになったからといって、すぐに靴でも同じように歩けるわけではない。
当時の私は、そこで初めて気づきました。
「歩ける」と「靴を履いて歩ける」は違った
子どもが初めて歩いたときは、本当に嬉しいものです。
一歩。
二歩。
少しずつ歩数が増えていく。
「歩けるようになった!」
そう思います。
でも、その次にはまた新しい「初めて」がありました。
靴を履いて歩くこと。
私たち大人にとっては、「歩く」と「靴を履いて歩く」はほとんど同じことです。
でも、赤ちゃんにとっては違ったのでしょう。
足の感覚も違う。
重さも違う。
歩き方だって、きっと今までと同じではありません。
一つできるようになったからといって、その次もすぐにできるとは限らない。
そう、赤ちゃんにとっては当たり前じゃない。
ちゃんと順を追って経験していくものなのだ、そう思いました。
今振り返って思うこと
あの頃は、
「家では歩けるのに、どうして靴を履くと歩かないんだろう?」
と不思議でした。
靴が重いのかな。
サイズが合わないのかな。
履くこと自体が嫌なのかな。
いろいろ考えました。
でも今振り返れば、歩くことを覚えたばかりの赤ちゃんです。
そこにさらに「靴を履いて歩く」という新しいことが加わったのだから、戸惑っても不思議ではなかったのかもしれません。
子育てをしていると、
「昨日これができたから、今日はこれもできるかな」
と思うことがあります。
でも、子どもは一つずつ。
できたり、できなかったり。
昨日できたのに今日はやらなかったり。
そんなことを繰り返しながら、自分のペースで成長していくのだと思います。
今、赤ちゃんが靴を履くと歩かなくて悩んでいる方へ
家の中では歩くのに、靴を履かせたら歩かない。
せっかくファーストシューズを用意したのに、立とうともしない。
そんな姿を見ると、
「この靴が合っていないのかな?」
「何か問題があるのかな?」
と心配になることもあると思います。
我が家も、家の中ではどんどん歩くようになっていたのに、初めて靴を履かせたときには歩きませんでした。
だから私は、いきなり靴で上手に歩くことを求めず、まずは靴下型のものを試してみようと考えました。
赤ちゃんによって、靴への慣れ方も違うと思います。
サイズや履かせ方など気になることがあれば、靴を購入するお店などで相談してみるのも一つの方法です。
焦らず、その子のペースで靴に慣れていければいいのだと思います。
最後に
初めて歩いた日のことは、今でも特別です。
ほんの数歩だったあんよが、日に日に増えていく。
ハイハイより歩くことが増えていく。
そして今度は、靴を履いて外の世界へ。
親から見れば、すべてが一本につながった成長に見えます。
でも子どもにとっては、一つひとつが初めてのことなのでしょう。
歩けるようになった。
でも、靴を履いたら歩けない。
「え? なんで?」です(笑)
でも、よく考えたらそうですよね。
今までずっと裸足で生きてきたわけです。
急に靴を履かされる。
赤ちゃんにとっては、結構大きな変化だったのかもしれません。
まるで足に重りをつけられたような感覚だったのかも。
そう、大人にとっての当たり前が、当たり前ではないんです。
だからこそ、順を追って経験させていく。
経験することで、成長していく。
その成長もひとりひとり違っています。
その子のペースで進んでいけばいい。
共通の正解なんてないんです。
目の前にいる我が子には、我が子だけのペースがあり、その子なりの正解がある。
そしていつか、その小さな靴を履いて、自分の足で外の世界へ歩いていく日がやってきます。
その日までの一歩一歩も、大切な成長の時間なのだと今ならはっきりとわかります。

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